Hitoshi Toyoda visual dairy / slide show 2009
ニューヨークを拠点にし、日々撮りためた写真をスライドショーというスタイルで発表する映像作家トヨダヒトシ。今年は大阪の3会場で、これまでの作品の中から大きく作風が変化した“転換期“とも言える4作品の上映会を開催します。作家のトークも織り交ぜながら、彼がまっすぐに見つめ残してきた10年分の日記をたっぷりご堪能下さい。
[ イベントプログラム ]
9.19 [sat] at graf 15:00-16:30/19:00- 21:00
9.26 [sat] at Port Gallery T 14:00〜16:00/18:30〜19:40
9.27 [sun] at piaNPO 18:30-20:30
入場料:1作品1,500円 / 2作品目以降1,000円(異なる会場でも可)
ご予約は、希望される会場に電話またはメールにてお申し込み下さい。
(定員オーバーの場合、予約者を優先致します。)
9.19 [sat] at graf
中之島の川沿いにレストランやオリジナルショップなどを構えるgraf bld.。 この8〜9月だけ隣接するビルにオープンするgrafの特設イベント会場で作品上映後、grafスタッフがスピーカー役となってトヨダさんのNYのこと、スライドを始めたきっかけなどトヨダさんの持つ穏やかでまっすぐなトークを繰り広げます。
15:00-16:30 [作品上映35分と対談] 14:30より受付/定員50名 |
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19:00- 21:00[作品上映90分と対談] 18:30より受付/定員50名 |
スピーカー役 増地孝泰(graf)
※ 入場料とは別に500円(1ドリンク料金)をご用意ください。
[ お問い合わせ・ご予約 ]
〒530-0005 大阪市北区中之島4-1-17 瑛長ビル1F
[tel]06-6459-2121(graf salon) [mail]salon@graf-d3.com
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9.26 [sat] at Port Gallery T
築70年以上の歴史をもつ安田ビルの1FにあるPort Gallery T。補修と時間を重ねて今なお多くの方に愛されるビルの1つです。3会場の中で1番小さく白い壁に囲まれた空間で、トヨダヒトシのまなざしに密接した視覚体験を楽しんでいただければと思います。
14:00〜16:00 [作品上映90分と作家トーク] 13:30より受付/定員25名 |
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18:30〜19:40 [作品上映40分と作家トーク] 18:00より受付/定員25名 |
※お飲物をご用意しています。(有料)
[ お問い合わせ・ご予約 ]
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-8-31 安田ビル1F
[tel/fax]06-6185-3412 [mail]contact@portgalleryt.com
[url]http://www.portgalleryt.com/
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9.27 [sun] at piaNPO
海遊館やミュージアムなど賑やかな観光風景があり、ギャラリーやカフェなど小さなお店が静かに並ぶ町大阪港。その中で、海の近くにひっそりと佇むpiaNPOのビルの屋上で開催します。時折通り過ぎる船の音、海の匂いを感じながら、トヨダさんの持つやさしい自然体な時間に触れていただきます。
18:30-20:30[作品上映80分] 18:00より受付/定員50名/雨天決行 |
※お飲物をご用意しております。(有料)
[ お問い合わせ・ご予約 ]
〒552-0021 大阪市港区築港2-8-24 piaNPO屋上
[tel]070-5040-9162(蛇谷) [mail]htproject09@gmail.com
[url]http://www.webarc.jp/2009/09/05132350.php
(協力:應典院寺町倶楽部 築港ARCprojectサイト内)
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[ 上映作品 紹介 ]
An Elephant's Tail - ゾウノシッポ (1999/35min./ silent)
1992年、ニューヨーク/冬/夜/エンパイア・ステイト・ビル最上階で働いていた/また別の冬へ/自分はここで一体何をしているのか/明け方の町/迷い込んできた猫との生活/日常の力を教えてくれたガール・フレンド/川面の光/失ったものも/ブルックリン北端の町/風が
ー日記をつけるように写真を撮り始めた頃からの月日を三部構成で綴った長編映像日記第一作
The Wind's Path (2002/40min./silent)
いくつかの想いを抱え、インド、バングラデシュへの旅から戻ってきた/ニューヨーク/庭の眺め/見続けた”井戸”/雨/淡々と過ぎていく日々/海辺の町への小旅行/見えなくなっていた/手のひらで溶けていった雪片/記憶/虹は/陽のあたるところの美しさ。陽のあたらないところの美しさ。
ー2000年の夏から2001年の春の訪れまでの日々を約240枚の写真で綴った映像日記
NAZUNA (2005/90min./silent)
9.11.01/うろたえたNY/11年振りの秋の東京を訪れた/日本のアーミッシュの村へ/アフガニスタンへの空爆は続く/ただ、/やがて来た春/長くなる滞在/写真に撮ったこと、撮らなかったこと、撮れなかったこと/白く小さな/東京/秋/雨/見続けること
ーある夏のブルックリンの裏庭から一年数ヶ月の日々を綴った長編スライドショー
spoonfulriver (2007/ 80min./silent)
河の眺め/このありふれた日/いくつかの旅をした/出雲崎/コペンハーゲン/グラーツ/残された言葉/今も/東京/窓に映ったもの/水のように/想いを遂げることと幸せになることは同じではないのかもしれない/集めた光/去ってゆく音/ニューヨーク/ひと匙の河
ー2005年春先のニューヨークの平凡な道から始まる510枚の写真からなる映像日記
トヨダヒトシ
1993年以来ニューヨークを拠点にし、映写機を自らが操作して上映するライブ・スライドショーという形式で長編の映像日記作品を発表している。2000年より日本でも世田谷美術館、東京都写真美術館、タカ・イシイギャラリー、photographer's galleryなどのほかに山奥の廃校になった小学校の校庭、あるいは米国の映画祭などにて上映を重ねている。